晴子さんちのリビング

DoingとBeing【最終回】

このコラムの連載をはじめた時、わが娘は4か月でした。
寝返りもやっとできる頃だったと思います。
今はすでに9か月。
あれから、寝返りもマスターしてお座りができるようになりました。
最近は、ハイハイで家中動き回って、つかまり立ちをして伝い歩きもしています。
このようにこの半年は、目覚ましい成長でした。
「這えば立て、立てば歩めの親心」という言葉があるように、親は子どもの成長を心から願うものですね。

ここに書き出したものは、全部、行動に関するものです。
これをコーチングでは、Doingとして取り扱います。
「逆上がりができるようになった」「おつかいに行けるようになった」など、子どもの成長の目安として、行動は大事なものです。
仕事でも同じですね。
「プレゼンテーションが上手にできた」「契約がとれた」など、できたことややったことを評価されていきます。

私たちは、できたことややったこと(Doing)に重きをおいていることがよくわかります。
では、人はなにかできないと価値がないのでしょうか?そんなことはありません。
これを読んでいる皆さんは、パソコンに向かいながら、マウス操作をしたり呼吸をしたりしているだけです。
でも、存在するだけで大きな価値があるのです。
これをBeingといいます。
Doingは他の人が変わりにすることができたとしても、Beingについては、あなたに代わる存在はいません。

なにもできなくても、「あなたがココにいる」という価値(Being)は、とても大きいのです。
実際、講演会などでお話ができるのは、集ってくださる方がいるからです。
その聴衆の存在というのは、話し手にとってなくてはならない存在です。

よく不登校のご相談を受けます。
Doingとしては、「学校に行くことができない」ので、周りの人は、不登校について批判的になります。
その時、このDoingを手放したらどうなるでしょう。
「学校に行くことができない」ということを手放すと。。。。

今、ここにいる子どもの存在が大きく思えませんか?
「ココにわが子が存在する」Beingをいっぱい共有してみてください。
生まれてきたからこそ、ココにこうして存在しているのです。
愛情を持っているあなたなら、きっと答えが見つかります。

あなた自身も、なにもしなくてもできなくても価値がある「あなた」を感じてみてください。
自分が愛おしくなりませんか?
そう。子どもも自分が価値ある存在だとわかると自分のことを大切にする子どもになっていきます。

執筆者プロフィール

本山さん写真本山 晴子(もとやまはるこ)
米国CTI認定コーアクティブコーチ

年間20本のお母さん向けワークショップを行い、たくさんのお母さんたちと出会ってきました。
どのお母さんも自分のありったけの愛情で子どもを育てています。
でも時には、悩んだり、イライラしたり、落ち込んだりすることも。
そんなお母さんたちと一緒にワークショップやコーチングを通して、ひとりひとりが輝きを取り戻すためのサポートをしています。
家族は、11才の息子と0才の娘、夫がひとり。

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